『原宿食サミット』にてミニ講演を行いました。

『原宿食サミット』にてミニ講演を行いました。

松嶋啓介シェフが総料理長をつとめる「ケイスケ マツシマ」にて、原宿食サミットが開催されました。
サミットの中で皆様にご提供するランチのテーマは「給食」ということで、今回関わらせていただきました。
管理栄養士がメニュー作りに悩みがちな大豆と魚を使い、学校給食としても作れる工程で、山内シェフが素晴らしい料理と給食だよりを作ってくださいました。

▪︎有機野菜、有機青山在来大豆、メルルーサのタジン
レモンコリアンダーソース
▪︎一番だしおにぎり
▪︎農家さんがつけたお漬物
▪︎鏡開き 有機花嫁小豆の善哉

小学生は、6年生までに1000時間を給食にあてます。その1000時間が、「ただ食べる」だけでなく、楽しい学びの時間になってほしいと思っています。

食を通して、地域のこと、世界のこと、環境のこと、健康のこと、文化、慣習、さまざま学べます。味覚も育ちます。社会で学ぶ都道府県の特産物、教科書だけで学ぶのではなくて、実物で学べたらどれだけよいことか。算数も理科も、食を通して学べることがあります。

味だけで「好き嫌い」を判断させるのではやめましょう。
何も知らされずに「苦い野菜」を食べるのは苦痛かもしれません。
でも、「春菊という今が旬の野菜があります。苦いですよ!皆で挑戦してみよましょう!」という一言だけでも、「オレ食べられるぜー!」なんて言う子も出てくるでしょう。皆で笑いながら「にがーい!」って言う空間になったら、楽しいですよね。

黒板に向かって無言で食べなければいけない。

そんな学校もあります。
それは、「おしゃべりすると時間がなくなるから」です。

食を囲めば会話が生まれます。
子どもの疑問や好奇心は素晴らしいものです。

でも、食を囲んで生まれる会話が軽視される。
食そのものが軽視される。
そんな事もあるのです。

学校には、「給食」を「総合教育」の場として、大事にしてもらいたい。

大家族で育った世代は、「食のことは家で」という固定概念があります。
お母さんとおばあちゃんが家事をするのが当たり前だった時代の家庭と、核家族で両親共働きが普通になった現代の家庭では、「食のことは家で」というのに限界があります。

学校現場からすれば、「学校の役割を増やしてくれるな!」と思うかもしれません。
でも、本当に大事なことだから、しっかり取り組んでほしいと願っています。

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松嶋さんは本場フランスで最年少外国人としてミシュランの星を獲得しその後8年獲得したというフランス料理のシェフ。現在は南仏ニースと原宿の両方のレストランを行き来していらっしゃいます。UMAMI、食と健康、サスティナブルな食、、、様々な観点から食を通して問題提起と解決に向かうアツいシェフです!

http://keisukematsushima.tokyo/